野菜作り応援ブログ!

農地も農機具も家ないゼロから新規就農で農業をしています!これから農業を始めてみたい方の参考になるような記事を書いていきます!

君は左翼農民か右翼農民か!自分の立ち位置をしっかり把握したらいんじゃない?って話

(注 この内容は特定の政治思想の人をバカにする内容ではないですよ、念のため)

農業と一口にいっても、農薬を使う一般的な慣行農法、無農薬や化成肥料を使わない有機農業など色んな農法がありますよね。

自分自身を振り返ると、最初は農薬を使う大規模な農業法人で研修し就農するつもりだったのですが、次第に無農薬栽培にも興味が出てきて、結果、多品目栽培をしている有機農家に研修に行きました。

僕自身はあまり深く考えず無農薬で野菜って出来るんだろうか?ぐらいの興味で有機農家へ行ったんですが、行ってみると面白くて、慣行農家と有機農家で研修をしてみると、それぞれの農法に携わる人の考え方って大きな違いがあるなーと感じたんです。

もっとぶっちゃけると僕は有機農家の人となーんか折が合わなかったんですよね。その違和感は何だろうとモヤモヤしてたんですが、今回面白い本を読んで、そのモヤモヤが少しスッキリしたので、その内容を書いてみたいと思います。

その本は速水健朗さんが書いた「フード左翼とフード右翼」って本です。

フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)

フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)

 
 

内容をめっちゃ簡単に言うと、オーガニックなど健康志向の食べ物を好む人たちをフード左翼、ジャンクフードなどを好んで食べる人をフード右翼って分類して考えた本です。

そう聞くと雑なくくりだなーと感じるかもしれませんが、これが結構面白いんです。

この例えってアメリカに例えると結構しっくりきて、【オバマ大統領を支持する民主党支持者ってリベラルでアップルなどIT企業に勤めてたりして、オーガニック野菜食べて瞑想とかしちゃう】【トランプ大統領を支持する共和党支持者は保守的で昔ながらの重工業企業に勤めててジャンクフードも気にせず食べる、ついでに銃も好き】みたいな

なんかしっくりきませんか?

ただ日本の場合、右も左もリベラルと保守がごっちゃになってるので、またちょっと違うかもしれませんが。

ただどんな食べ物を選ぶのかと、政治思想ってなんかリンクしてそうな気がしませんか?そういう観点でまとめた本なんです。

で、この本の中で、食べ物と思想を図にしてマッピングしてて、これがまた面白かったので、今回自分なりにちょっと手を加えてその図を紹介します。

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こんな図になります。

上が【健康志向&都市富裕層】で下が【ジャンク志向&地方中間層、都市中間層】になります。

僕自身有機農家で研修していましたが、そういった野菜を好むのは都会に住んでいる富裕層、特に主婦の方や、こだわりレストランのシェフが多かったです。逆に中間層の人に無農薬野菜だよって言っても、いまいちピンとこないんですよね。別にスーパーの慣行野菜でいいやって感じだと思います。

左が【地域主義&ローテク】で右が【グローバリズム&テクノロジー】になります。

地域主義かグローバリズムかってのは、顔をの見える範囲の人に売りたいのか、それとも流通に乗せて日本中、さらに海外へ!みたいな感じの違いかと思います。

ローテクかテクノロジーかってのは、例えば一般的な有機農家の場合、自家製堆肥を1から作ったり、手で虫をとったりすごくローテクです。でもテクノロジーを使えば、水耕栽培や植物工場で無農薬野菜を作ることもできますよね。

他にも、最近の大規模慣行農家だと、ドローンで農薬を撒いたり、自動走行のトラクターが登場したりとハイテク化が進んでいます。

で、じゃあここで何が大事なのかっていうと、どの場所に自分がしっくりハマるかってことだと思うんです。

最初に戻りますが、どの位置で野菜を作るかってのは政治思想にも関わってくる問題だと思うんですよ。

政治思想なんて難しい感じですが、例えば、原発か自然エネルギーならどちらを選ぶか、とか、夫婦別姓に賛成なのかどうか、農業関係の法律だと種子法廃止に賛成かどうか、とか。

ライフスタイルでいうと、都会でいろんな意識高い系(バカにして無いですよ!)の人と交流しながら生活したいのか、それとも地元でマイルドヤンキー的なゆるい繋がりを大切にしたいのか、とか。

例えば左上、フード左翼に位置する人は比較的リベラルで地域主義、エネルギーなら自然エネルギーを選ぶし、夫婦別姓に賛成、種子法反対って感じ、考え方もどちらかというと都会的で意識が高くフェアトレードなどにも興味があると気がします。

ライフスタイルも都会的で意識が高く、スローフードやフェアトレードなどにも興味がある、って感じです。

僕自身で考えると、当時有機農家で研修していた時に感じた違和感って、僕自身が都会の意識高い富裕層の人にシンパシーを感じてなかったから、なんじゃないかと思うんですよね。

もともと家も平均的な中流家庭で、両親もオーガニック野菜なんて買ったことも無い家庭で育った僕が、急に意識の高い有機農業の世界に入ったから感じた違和感だと思うんですよ。

ちなみに有機農業や自然農などをしている人は高学歴な人が結構多いです。僕の知り合いでも東大出身で有機農業に新規就農された方とかもいます。

ただ、人の考え方やライフスタイルは環境によっていくらでも変わる。とも思います。当時の僕と今の僕ではまた感じ方も違います。

正直に言えば、今は無農薬や固定種栽培にまた興味が出てきています。(どっちやねん!)

つらつら書きましたが、野菜の作り方によって、出会う人も絶対変わってくるので、せっかくなら自分がしっくりくる人たちと野菜づくりをしたいじゃないですか。

と、いうことで、これから農業を始める方に、ちょっとした参考になれば幸いです。

でわまた!