新規就農応援ブログ!

農地も農機具も家ないゼロから新規就農で農業をしています!これから農業を始めてみたい方の参考になるような記事を書いていきます!

発芽適温?好光性?発芽名人になるための4か条!

こんにちは!新規就農応援ブロガー飯原です!

野菜を作るには、まずはちゃんと種子を発芽させてあげないといけませんよね?

ですが、種子を蒔いてしっかり水をあげても発芽しなかったり、発芽しても生育が悪いな、と感じる時があります。

自分の場合、育苗ハウスで苗作りをするんですが、発芽がうまくいかない時はすぐわかります。(↓こんな感じで苗づくりをしています)

ちなみに今年は長ネギの発芽率がよくなかったです(汗)

なぜそういうことが起こるかというと、発芽適温と、発芽してからの生育適温が作物ごとに違うからなんです。

また、種子には光で発芽が促進される好光性種子と、光で発芽が抑制される嫌光性種子があり、土に植える深さもそれぞれ変わってきます。

今回僕は、高温で育つ果菜類と冷温で育つネギを同じ時期に育苗していたので、温度が高すぎてネギが発芽しにくくなってしまったんです。

ということで、まずは作物ごとの発芽〜生育条件を図にしたよ!

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作物ごとの発芽適温や光に対する特性がわかると思うので、よければぜひ活用してください!

データは農業高校の教科書”農業311 野菜 文部省検定教科書”を参考にしたので、多分間違いはないと思います(汗)

では、この図を参考に、種子を上手に発芽させるポイントを4つに整理したので書いていきたいと思います!

目次だよ!

その1 種子の寿命(有効期限)をしっかり確認しよう!

作物は種子ごとに寿命が違います、ナスやトマトなど果菜類は長命ですが、ネギやニンジン、ホウレンソウなどは短命になります。

短命の種子は保存に向いていないので、購入した袋に書いてある有効期限内に撒きましょう!

もし種子が余った場合、長命の種子は保存が可能なので、来年も撒くことができます。その場合、乾燥剤と一緒にビンなどに入れて冷蔵庫で保存しましょう。

保存した種子が発芽するか不安な場合は、湿ったティッシュなどに並べて発芽試験をしてみると良いと思います。

これは以前にホウレンソウの発芽試験をした時の画像です↓種子の上にもペーパーを被せ、湿らせて発芽させました。

その2 発芽適温、生育適温をしっかり管理しよう!

温度管理の注意点は、発芽適温は気温ではなく、地温で測るということ、地温計を利用するとわかりやすいですよ!

発芽後の生育適温は気温で管理するので、気温計も用意しておきましょう!ただ、ハウス育苗の場合、天井付近は気温が高いので、作物の高さで気温を計ると良いと思います。

ハウスで生育適温が違う作物を同時に作る場合は、低い温度の作物に気温を合わせて、高い温度の作物はビニールトンネルなどで温度調整すると良いと思います。

また、トマトやピーマンなど果菜類は5月の定植適期に合わせるため、気温の低い3月頃から種まきを始めます、ただ発芽適温が30℃と高いので、電気マットなどで温めるんですが、少量ならポケット催芽がおすすめです。

湿ったティッシュに包んでジップロックなどに入れ、胸ポケットに入れて温める方法で、3日〜1週間で発芽すると思います。

人の体温は36℃と高いので、果菜類の発芽にちょうど良いんです。

逆に、夏の暑い時期にホウレンソウやレタスなど発芽適温が低い作物を撒く場合は、湿ったティッシュに包み冷蔵庫の野菜室に入れて発芽させる場合もあります。

その3 作物ごとに土に埋める深さを調整しよう!

種子ごとに光に対する特性が違うので、好光性種子は発芽する際に光を必要とするので、なるべく薄く覆土します。5mm〜1cmぐらいで良いと思います。

嫌光性の種子は光があたると発芽が抑制されるので、光が当たらないよう1cm〜3cmぐらいに覆土します。

ちなみに、種子は直径の3倍の深さに植えるとちょうど良いと言われていて、カブやキャベツなど好光性の種子は直径が1〜2mmと小さく、トウモロコシやカボチャなど嫌光性の種子は直径が1cmぐらいある大きいものが多いので、3倍の深さに植えるとちょうど良い深さになるかと思います。

ただ、嫌光性種子でもトマト、ナス、ピーマン、ネギなどは小さいので上記に当てはまらないかもしれません(汗)

ちなみに研修先の農家では長ネギが発芽するまで、真っ暗な倉庫で管理していました。

ただ、嫌光性種子も発芽したらしっかり光に当てましょう!光が少ないともやしのようにヒョロヒョロになってしまいます。

その4 適度に均一に水やりをして発芽を揃えよう!

種子が発芽するためには、温度、酸素、水分が必要になります。

ですが、水をあげすぎると過湿状態になり、酸素が不足して発芽できなくなってしまいます。 

これは発芽した後も同じで、作物は根でも呼吸しているので、過湿状態だと根腐れして枯れてしまいます。

ただ、水分が少ないと、今度は発芽することができません、なので、発芽するまで適度な水分量をキープする必要があります。

セルトレイやポットなどで発芽させる場合は、朝と夕方に水やりをして、表土がしっとり湿った状態にしておきます。ただ、ビチャビチャになるくらい水を上げるのはよくないです(分かりづらくてすいません、ちなみにセルトレイはこういうやつ↓)

セルトレー 128穴 大型

セルトレー 128穴 大型

 

セルトレイの場合、四隅が乾燥しやすく、発芽が揃わない場合があります。そのため、発芽するまで新聞紙を被せ、水やりをする方法もあります。

新聞紙が表土の乾燥を防いでくれるので、全体の水分が均等に保たれ、発芽が揃います。その場合新聞紙がしっとりしめる程度に水やりすると良いと思います。

好光性の種子も、表土を薄くしてあれば、新聞紙一枚被せたくらいなら問題なく発芽します。

発芽したら、朝たっぷり水をあげて、夕方うっすら乾く、くらいに水分量を保つと良いと思います。

乾きすぎている場合は夕方水やりもしますが、作物は夜間に成長するので、夕方にたっぷり水をやると徒長してヒョロヒョロの苗になってしまうので注意が必要です!

まとめだよ!

今回は、上手に発芽させるポイントを書いてみました!

書いといてなんですが、自分は発芽がうまくいかず試行錯誤することはしょっちゅう

です。

ハウス育苗の場合はコントロールができますが、直播きの場合雨が降らなかったりして発芽しないことが多いです。畑に散水することもできますが、面積が広いと難しいのでどうやるか思案中です(汗)

ただ作物の発芽〜生育条件は決まっているので、作物ごとの特性をきちんと理解すれば発芽名人になれると思います!

ということで、参考になれば幸いです、読んでいただきありがとうございました〜畑の様子をTwitterにアップしているのでよければ見てってくださいね!飯原広行 Twitter

ではまた!