新規就農応援ブログ!

農地も農機具も家ないゼロから新規就農で農業をしています!これから農業を始めてみたい方の参考になるような記事を書いていきます!

新規就農者の半数は家賃3万未満だって知ってた?田舎暮らしで上手に空き家を探す方法!

こんにちは新規就農応援ブロガー飯原です。

今回は、新規就農者は住宅をどのように探していったらいいのか、書いていきたいと思います。

ちなみに、調べてみたら「新規就農者は約半数が家賃3万円未満の住宅に住んでいる」という事も判明したので(笑)、それも含め紹介していきたいと思います。

本題に入る前に、新規就農者が就農するにあたってどのようなことに苦労したのか、新規就農相談センターが実施した 平成25年度新規就農者実績調査のデータを見てみたいと思います。

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【農地の確保、資金の確保、営農技術の習得】の3項目が上位を占めており、それに続いて住宅の確保となっています。

ですが、実際に新規就農してみて感じたのは、住宅の確保が一番重要ではないかということです。

なぜなら、農家作業に適した住宅を確保できるかどうかで、農業の初期設備に投資する費用が大きく変わってしまうからです。

ここでいう農作業に適した住宅とは、一軒家で、そこそこ広い敷地があり、なおかつ畑がすぐ近くにある住宅のことをさします。

農業を行うには、農機具を保管する倉庫や野菜を出荷調整するための作業場、苗を育てる育苗ハウス、そしてそういった設備などに使う電気と水が必要になります。

一軒家でそこそこ広い敷地があれば、農機具の保管も、出荷作業も、苗の育苗も、パイプハウスなどで設備を作れば、電気と水はもう引いてありますから、設備をすぐに使用することができます。

畑に農機具倉庫や、出荷作業場所を作る場合、そこにさらに電気や水も引かなくてはならないので、手間と費用が余計にかかってしまいます。

農作業に適した住宅を見つけることができれば、こういった費用をおさえることができます。

ただし、住宅の敷地内に作業場所を用意する場合、重要なのは、畑までの距離が近いかどうかです。

農機具の保管や、野菜の出荷作業場所は畑付近にまとまっていた方が作業効率が良いです、もし畑が住宅から離れているなら、作業効率を考えて、畑に農機具倉庫や出荷場所を作った方が良いです。

では、実際就農した人たちはどういった住宅に住んでいるのか、平成25年度新規就農者実績調査をさらに見てみたいと思います。

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新規参入者計をみると「その他」を除き「実家」が一番多く(以外)続いて「民間賃貸住宅(アパートなど)を借りた」「農家以外の空き家を借りた」「農家の空き家を借りた」という順番になっています。

「農家以外の空き家を借りた」「農家の空き家を借りた」の項目を「空き家を借りた」という項目にまとめると、アパートなど借りる人より多くなります。

実家暮らしを別にすれば、新規就農者は空き家を借りて住む人が多く、その次にアパートなどに住む人が多いようです。

自分が知っている範囲の新規就農者も、空き家を探す人が多いです、これは前述した通り空き家の方が農作業がしやすいからだと思います。

なかなか空き家が見つからない場合はアパートなどにとりあえず住む、といった感じではないでしょうか。

続いて住宅を借りる場合の家賃も見てみたいと思います。

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家賃は5万円未満が85.5%、その内1万円以上3万円未満が48.3%(安い!)を占めています。

ほぼ半数の人が家賃3万円未満となっています、新規就農者の皆さん家賃はかなり抑えていますね!

ちなみに自分は家賃3万の空き家に住んでいますが、こうみるともっと家賃が安い人が沢山いることがわかります(笑)

このように田舎で新規就農する場合、都心と比べて家賃をかなり抑えられるのは利点だと思います。

このデータを参考に自分の経験をプラスしてまとめると。

新規就農者は家賃3万円未満で空き家(農家の空き家ならさらに良い)を借りるのがベスト!

ということになります。ただし、あくまで理想です。

ちなみにお金がある人は、畑の近くに家を建てるのが良いと思います(笑)

では、実際にどのように空き家を探していったらいいのか?自分の経験を踏まえて、書いていきたいと思います。

1 不動産屋で探す

就農したい市町村が決まったら、その町の不動産屋にとりあえず当たりましょう。

ただし、実際に不動産屋で目当ての物件を見つけることは難しいと思います。

不動産屋で主に取り扱っている物件は、アパートなど賃貸用の住宅がメインなので、そもそも一軒家が少ないですし、さらに農作業がしやすそうな庭付きの一軒家、しかも家賃が3万未満!となると見つけるのは至難の技です。

とはいえ、やれることは全てやったほうが良いので、まずは不動産屋に当たってみましょう。

2 空き家バンクで探す

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“空き家バンク”とは、空き家物件情報を地方公共団体のホームページ上などで提供する仕組みのことを指しています。行政側では、地元の方々から広報誌やホームページなどで空き家情報を広く募集し、移住・交流希望者向けの物件情報を収集して提供しています。

引用 一般社団法人 移住・交流推進機構

このように最近は、自治体が主体となって、移住者向けに空き家を紹介する事例が増えています。

空き家情報は上記のサイトから探すこともできますが、サイトに載っていない自治体もあるようなので、まずは住みたい市町村の役場に、直接空き家バンクをやっていないか 尋ねてみると良いと思います。

自治体で空き家バンクをおこなっていたら、まず利用登録をしましょう、探している住宅の希望条件を伝えておけば、物件が見つかり次第連絡してもらえます。

空き家バンクなら、庭付きの一軒家が登録されることも多いので、不動産屋より目当ての物件を探しやすいと思います。

自分も空き家バンクを利用してみましたが、空き家を貸すよりは販売したいという所有者が多いように感じました。

なので、空き家の購入も視野に入れれるなら、さらに見つけやすくなると思います。

ただし、移住希望者が多い場合、物件は先着順で紹介されますので、順番待ちにになることもあります。

また、目当ての物件がいつ登録されるかわかりませんので、慌てずじっくり探すほうが良いと思います。

3 住民のツテをたどって探す

正直この方法が一番目当ての物件を見つけやすいと思います。

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そもそも総務省統計局の空き家調査によると、全国の空き家率は右肩上がりで増えていっています。(総住宅数も増えていますが)

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都道府県ごとの空き家率を見ると、空き家が少ない都道府県でも、10%程度が空き家ということになっています。

これは、10軒家があれば1軒は空き家ということです。

実際探してみるとわかりますが、空き家なんてゴロゴロ見つかります。

空き家の所有者も、毎年固定資産税を払うだけなら、人に貸した方が良いはずですが、その割には不動産屋や空き家バンクに空き家が登録されていないんです。

多分ですが、そもそも所有者は空き家を人に貸すということを想定してないんです、それだったらこちらから借りたいと申し出るしかないですよね。

そう考えれば、空き家を借りれる確率がグンと上がります。

ただし、いきなり所有者に訪ねていっても断られることが多いです、これは「知らない人には貸したくない」という心理が働いているんだと思います。

なので、まずは地域の住民とのコネクションを作って、そのツテをたどって空き家を探す方が良いと思います。

例えば新規就農する場合、農家研修を行うと思うので、そういった研修作業の傍ら畑付近で出会う住民と交流して、「この人は農業するために家を探しているんだな」と、知ってもらうことです。

こういった地域住民との交流をしていくと、空き家の所有者を紹介してあげる、という話も出てきます。

こうなると話は早いです、「〇〇さんの紹介なら喜んで貸すよ」なんてことになります。

交渉次第ですが、新規就農で収入がまだ安定しないと伝えれば、家賃3万未満で空き家を借りることも可能だと思います。

自分もこういった方法で家を借りましたし、他の新規就農者も同じように住民のツテをたどって空き家を見つける場合が多いです。

少しずつでも良いので、まずは就農希望地の住民と仲良くなって、家を探していると知ってもらうこと。この方法が空き家を探す一番良い方法だと思います。

まとめ

今回は新規就農者が住宅を探す場合のポイントを書いてみました。

敷地が広い一軒家で畑が近くにあるならベストだと思いますが、そううまくいかない場合もあると思います。

中には家から畑まで30分ぐらいかけて通う人もいますが、畑に作業場を作ったりして上手に農業をしています。

自分なりに工夫をしていけば、どんな状況でも農業を営むことはできると思います。

ただ、これから家を探すのであれば、ぜひ農作業に適した住宅を見つけて欲しいと思いますので、参考になれば幸いです。

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